Pico4買ったのでメモ
頭は一個なんだけどねぇ。
OculusGo、Vive無印、Index(予備機含め2台)、Quest、Rift S、Quest2と7台のHMDを所持していて、Quest3の発売も近いのに、このタイミングでPico4ですよ。
(アマゾンには10月10日発売って情報が出たらしいですね)
メイン機のIndex、性能についてはまったく文句がないのですが、いかんせん
重いのよ。メチャ重いのよ。通年首痛なのよ。
なので、メチャ軽くて装着感がメチャ良いと話題のPico4を買ってみました。
気が向いたら、写真とかもアップするかも。とりあえず、気になった点をメモメモ
Pico4はPico Technology(北京小鳥看看科技)が2022年9月に発表したHMDです。
昨日、届いたので、早速、セットアップしてバーチャルデスクトップでVRCを試してみました。
○ファーストインプレッション
ちっせぇ&軽い。ちゃんと中身あるんだろうかと心配になるレベルです。
○ハードウェアの確認
本体、コントローラー、コントローラー用のストラップx2、充電機、短いUSBケーブル(両側 typeC)、眼鏡用スペーサー、ノーズパット、書類一式(クイックガイド、ユーザガイド、安全および保証ガイド)の一式が入っていました。
本体、メチャベタベタと保護シールが貼られているので全部はずします。
コントロラーの電池ケースにも通電防止シールが貼られているので外します。
普段眼鏡使用しているので、薄い眼鏡用スペーサを本体とフェイスクッションの間に挟むだけです。(磁石でくっつくので簡単)
試しに被ってみましたが、パット横に眼鏡のツルが入るスペースがあるので、全く干渉しません。素晴らしい!Pico4は眼鏡完全OKでした。
あと軽い、メチャ軽い。index死ぬほど重いので、それだけでも買う価値あるかも。
ノーズパットを付けると完全に外界の光が入らなくなるので没入感が上がります。
コントロラーのデザインはリングが干渉しないように横についているのでピタッと両手を付けやすいです。ただ作りがチープなのと、ボタンが小さめなのが誤爆し易いのが気になりました。(単3電池4本使います。付属してます)
本体はイヤホンジャックがなくtype CのUSBが1個あるだけです。
スピカーはストラップ左右についています。HMDを被った際に、ストラップの後ろ(バッテリ部分)を首の方へ深く配置しないと音が耳まで届きにくいです。
スピーカーと本体前面のマイクの距離が近すぎるのかマイクがスピーカーの音を拾ってしまうので、対策は必須になります。
念のため、本体はフル充電してからセットアップをおこないました。
フル充電するとLEDライトがグリーンになります
○本体セットアップ
電源ON後にコントローラーのチュートリアルと、トリガーとクリックの仕方のレクチャーがあって、国の設定、ネットワーク選択でWifi接続用の設定(接続パスワードの入力)を行います。
セットアップするのにPicoIDが必要になります。
Pico4のセットアップ途中で作ることもできますが、最初にスマフォにPicoVRアプリを導入してそちらでIDを作ってしまった方が簡単です。(ID作成時にメアドに飛ばしたコードを入力する必要があるのですが時間制限があるのでスマフォで作業した方が楽です)
スマートフォンでPicoID名を修正。適当な名前とサムネが付けられてしまうので、
アプリ下の私をタップし、サムネをクリック右上のペンアイコンをクリックすると名前をクリックすると任意の名前に変更出来ます。(サムネの写真も差し替えられます)この名前はVirtual Desktopの接続にも使うので、わかりやすい物が良いかと思います。
ポリシーと利用規約を読み、確定を押すとIPD(瞳孔間距離)の調整画面になるので見やすい位置に調整に調整すれば、利用可能になります。
※眼鏡使えると言いましたが、遠近両用眼鏡はやめた方が良いです。眼鏡のレンズ上面と下面で度数が違うので、うまく調整ができません。アタシは以前使っていた近視用の眼鏡を引っ張り出して使っています。
○PCとの接続
メーカーからPICOLinkという接続アプリを使って接続できるらしいのですが、
画質がいまいちとかいう話を聞いたので、Virtual Desktopを試しました。
PCのブラウザで下記のURLを開き、
[Downtown Streamer App]をクリックしてソフトを任意の場所にダウンロードして、インストール。
起動したら、アタシの環境だとGeForce ExperienceのShadowPlay設定が干渉するらしい警告がでたのでShadowPlay機能の設定をOFFにしました。
スマートフォンのPicoVRをクリックしてストアからVirtual Desktopを選択、購入。支払いはPayPalもしくはクレジットカードが選択できるようです。
購入できたらPico4から未インストールアプリにVirtual Desktopがいるのでインストール。インストール完了後、起動させると警告とユーザID名が表示されるので(これはPicoIDと同じ名前になります)ユーザID名をPC側のVirtual DesktopのPicoユーザ欄に記入してSAVEすればOK。
これでPCと接続ができました。メチャ簡単で驚いた。
○Steamの起動とVRC
Pico4の画面がPCのデスクトップ画面になるので、コントロラーをマウス代わりにしてSteamVRを起動させます。SteamVRからVRChatを起動させました。
すんなり、Pico4でPCVRが起動できました。マイクやスピーカーも問題なく認識しています。コントラーにはタッチセンサーが内蔵されているようで、軽いタッチでVRCのアバターの表情が変更できました。
※日頃Indexをメイン機として使っているので、Outside-In環境で慣れているのでInside-Out環境はなれないのでちょっと手こずりました。起動時のHMDの高さが反映されちゃうようで、床に座って設定してて、いざ立ち上がったら、アバターが宙ぶらりんになって驚きました。(Pico4のプレイエリアの再設定で戻りました)
画質については有線接続のVR機器と遜色ない感じです。
パンケーキレンズのため、白のにじみが少ない印象ですね。
その他は普通?
マイクの音質は良さそうですが、マイクの位置が近いためか、息の音まで拾ってしまうみたいです。またハードウェアのところでも書きましたが、マイクとスピーカー位置が近いのでのスピーカーの音を拾ってしまいます。VRCなどのコミュニケーション必須なゲームをプレイする場合はイヤホンなどでループバックの対策が必要です。
※とりあえず、USB充電とイヤフォンジャックが付属したコネクタを発注したのでそちらが届きしだい、また試してみたいと思います。
○とりあえず総括
装着感がメチャ良い。軽い、軽い、軽い。
メチャ軽い。あと眼鏡使ってても全然らく。HMD本体をくいっと持ち上げられるし
眼鏡付けたままプレイできるので超ラクですわ。
あと熱がこもりにくいいように感じました。体外のHMD熱を持つので蒸れるのですが、(Indexは全面にサードパーティ製のファンを付けて強制的に排気してます)
Pico4も上部にスリットがあって強制排気をしているようなので、長く装着していても不快感はすくなかったです。
マイクとスピーカー自体は及第点ですが、干渉するので、工夫が必要。(イヤホンジャックが無いのは若干痛いです)
画像はパンケーキレンズなのでにじみが少ない印象をうけました。
IPDは無段階で調整できるのは良い点でした。
Quest2との映像部分での比較の差異はあまりないと感じました。
バッテリーはPico4の方が大型らしいので、Quest2に比べるとヘリが少ない印象です。
UI操作画面周りは、Questのパク…リスペクトなのでアレです。わかりやすいですね。
コントロラーは値段なりにチープな印象。小さめなので、女性などの手が小さい人には良いかも。電池2個で動きますが、そんなに重さは感じませんでした。
コントローラーのリング位置が工夫されていて両手を合わせたときに干渉しないようになっているのはとても良かったです。
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んじゃぁ、これからメイン機としてPico4を使うのか?っていうと
映像の綺麗さ、滑らかさ、音質などの点からIndexは外せないですねぇ。
視野角130度、リフレッシュレート標準120Hz(なんなら144Hzまでいけちゃう)
あとマイクの音質も良いし、スピーカー(非接触型ヘッドフォン)が非常に高性能。
片目あたりの解像度は後発のQuest2、Pico4が上ですが、実際に映像をみると、残像感を感じる事がありません。
(この辺が、死ぬほど重くて、首がモゲそうになってもindexユーザがindexから離れられない理由だと思う)
とはいえ、
Pico4の装着感は異次元の快適さなので、ゲーミングPC持ってて、これからVR始めるって人には良いかも。Quest2よりは快適差はめちゃくちゃ上です。マジで快適。
アタシもライトに使う時とか、疲れちゃって、750gを頭に乗せたく無い時に
Pico4を使うことになるのではないかと思っています。
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追記
typeCでUSB充電が出来て、イヤホンジャックが接続できるアダプタ買いました。
肝心なイヤホンが自宅になかったので、持ってたイヤホン、弟にあげちゃったの忘れてた。仕方がないので追加で有線イヤホンと無線イヤホンも買うことにしました。無線の遅延がどのぐらい酷いのか確認したいと思います。
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久しぶりすぎてビビったわ。
備忘録としてつけようと思ったのに、スピードが早すぎて、メモが意味を持たない感あるよなぁ。
Unity環境の移行2018から2019へ
VRCプレイヤーやVRC関係で色々作っている方にとってUnity環境が変わるのはかなり大きな問題ですね。Masamiさんも2019環境に移行してみたので、移行作業のメモを書いとことと思います。
ちなみに、もとの環境はAVATAR3.0とWORLDもUDONなのでSDK2だとちょっと違うかもしれません。
すでに2019環境移行の解説が書かれたサイトをいくつか観たのですが、記事によってまちまちだったので、基本はVRCの公式ドキュメントを読むのが一番いいようです。いうてMasamiさんも英語がアレなのでこちらの「非公式翻訳」のドキュメントが一番間違いがないと思われます。(本当にめっちゃ助かる)
ポイントは何はなくともプロジェクトを絶対バックアップ(プロジェクトのフォルダまるごとコピーすること)
UnityHUBを使ってUnity2019をインストール
UnityHUBは絶対に使ったほうが良いです。
今回のように2018環境と2019環境と複数バージョンのUnity環境を使い分けしたい場合は必須です。
WORLDとAVATARでSDKの導入タイミングが違う事に注意。
WORLDは2019を更新してからSDKを更新
AVATARでClothを使っている場合は、ステップ2.5の通りにCloth設定されているメッシュをCtrl-Dで複製して、設定されているCloth設定をCopy componentして、一旦Remove componentで削除して複製したメッシュをSkinnedMeshRendererのMeshスロットに設定し、Clothコンポーネントを再度作成してコピーした設定値を貼り付け(paste component values)をCloth設定した分だけ準備しておくと壊れませんでした。
後はセーブ(保存)して、空のシーンを作って別名でセーブして終了
※空のシーンの状態で移行しないと失敗するっぽいです。
UnityHUBでプロジェクトの使用バージョンを2018から2019へ変更
ダイアログがいくつか出ますがこちらも移行ドキュメント通りにポチポチすれば完了しましす。(プロジェクトが大きいと結構時間がかかります。最初のダイアログがでるまで数分かかりましたが、ちゃんと動いているので触らずに様子をみてみると良いかと思います)
環境が変わるとブラックな感じのUnityが空のシーンで開かれるので
空のシーンを作る前に保存したシーンを開いて上げれば移行完了です。
移行してみての2018と2019の違い
・アップデートめっちゃ早い
2018環境より格段に、スピードが上がりました。大丈夫?ってぐらい早くなりました。
・なんだかファイル容量が減った
何もしてないんですが、2019環境でVRCにAVATARなりWORLDなりを上げ直すとちょっとだけファイル容量がへりました。なんでだろうか?
・Unityが黒い
黒いのよ。目に優しいような優しくないような?
あとこれは2019環境つーか、VRChatの更新の方の話かと思うのですが
揺れもの関係がフワフワになったので、ダイナミックボーンにしろClothにしろ、気になる方は要チェックですかね。(Masamiさんはふわふわでもいいかな派なのでそのままです)
取り出したアイテムをワールド固定にする方法
取り出したアイテムをワールド固定にする方法のメモです。
以前、調べてできるようになったのですが、最近、調べてみたら、もうちょっとかんたんで且つ安定して実現できる方法があったので、それぞれのワールド固定の方法が記載されている記事をメモって置こうと思います。
始めてのアイテムのワールド固定。原付きバイクを取り出してワールド固定できるようにしたもの。
こちらの方法は、Fixed Jointを使った方法になります。
くらげさんの記事を参考に実施しました。
jellyfish-qrage.hatenablog.com
最近、別のアイテムを取り出して固定したくなったので、再度、上記記事を参考にしてみたのですが、これがうまくいかない。
改善方法を調べてみたら、最近はFixed JointではなくConstraintを使用したワールド固定を使った方式がメジャーで安定するらしいとのこと。
早速、Beryllinさんの記事を参考に実践してみました。
通常、取り出したアイテムは、アバターのボーンの子として存在しているので、アバターが動くとそれに合わせて動いちゃうわけですが、アバターと逆方向に動くような仕組みにしてあるので、あたかもアイテムがその場に留まっているように見えるわけ。考えた人頭いいなぁ。
Masamiさん試してみて引っかかったのは1点だけ
使うコンポーネントが3つあるのですが
Rotate Constraint
Position Constraint
Parent Constraint
最初間違えてParent Constraintを使わずにPosition Constraintを2箇所つかっちゃったのですね。これでも動作しちゃうので余計アレレとなりました。(ただし、アイテムの向きがイチ方向にしかむかない変な挙動になります)
Beryllinさんの記事通り組めば失敗しません。
あとAVATAR3.0ならアニメーションファイルは1コマ分だけあれば良いのですが、説明通りでも動くのでどっちでも問題ないです。
2019環境でも動作しているので問題なさそうです。
ちなみに何をしたかったのかというとこれ。
怪しい露天商。行商台を取り出してワールド固定できるようになっています。ちなみに、この露天で展示しているペンダントはBOOTHで実際に販売中です。
HMDと眼鏡と補正レンズのはなし
※あくまで個人の感想ですよ。
VRの機材ってお高いですよね。なので高い機材を不注意で壊したりしたくないわけです。
んで、Masamiさん、眼鏡を常用しているのですが、この眼鏡とHMDの相性が超絶に悪い。
眼鏡フレームで擦れてHMDのレンズに傷付けてしまった時のあの気持…
実際に酔っ払ってVRで遊んで、朝みたらHMDの本体レンズに傷が付いてしまって、泣きながらコンパウンドでレンズを研磨した事があります。傷消しも慎重にやらないと、磨きすぎて像が歪むとアウトになります。なので四つ目の皆様、本当に気をつけましょう。
Masamiさんは眼鏡属性持ちなので、眼鏡は付ける派なんですが、これに関してだけは裸眼プレイ推奨です。
ちょっと前までは、あまり選択肢もなく、水中眼鏡とかスキーのゴーグル用の補正レンズをHMDに使うのが主流だったように思います。(今も使ってる人いるかな)
スポーツゴーグル用のヤツってあまり、度数の幅がなくて、Masamiさんは使えないなぁと諦めた記憶があります。
最近は色々、専用品も出てきていて眼につくものを(補正レンズだけに)買って試している内に、増えてしまったので利用感について、ご紹介してみようと思います。
購入しちゃった品は以下の5点
・JINSのショートテンプルのメガネ(Short Temple Airframe)
・LENS LAB製の無印VIVE用補正レンズ
・らぼてん(てんてーさん)のValve Index用メガネフレーム
・LENS LAB製のINDEX用補正レンズ
・diVRse(勇夢さん)のVRsatile
眼鏡じゃなくて、コンタクトにすればいいじゃんとか言ってる君!(よーし戦争だ!)眼鏡はこれ、すべてにおいて優先されるべきで尊い物なのです。コンタクトに死を!
ちなみに価格ですが、当時の購入金額で書いています。
レンズは度数によって、金額が変わるのであくまで参考程度ですね。
ブルーライトをカットするとか、曇り止め、傷防止とか薄型とかオプションを付けるとさらに高くなりますので。
まずは、VR専用じゃないけど、最初にHMD用に購入したのでこちらを紹介。
無印VIVEを発注した際に一緒に発注したんですよねぇ。
メインで使ってる眼鏡は金属フレームなのでHMDの本体レンズを傷つけそうだったので、念の為に買ったんです。
(まぁVIVE環境じゃ、すぐ使わなくなりましたが…)
・JINSのショートテンプルのメガネ(Short Temple Airframe)
購入時はWEBサイト限定商品で実店舗では販売されてなかったかと思います。買い方は、WEBサイトでレンズ情報を入力する必要があります。
レンズ情報がわからんという方は、JINSの実店舗で
ショートテンプル購入したいので視力調べてほしいといえば調べてくれます。
眼鏡を使っている方であれば、今使っている眼鏡のレンズから数値を調べてくれるので
そちらのほうが時間が短くて簡単です。
価格は¥5,000円(税別)
良い点
価格が安い。あと小型で顔に張り付くような小さい眼鏡なので、大概のHMD利用時に着用してても問題ないです。
HMDの機種によっては、眼鏡の着用が難しい物があります(Oculus RiftとかRiftとかRiftとかです)が、これなら眼鏡がHMDに入らないという事は無いと思います。
またフレームの素材が金属ではないので、仮にレンズ部に接触しても、レンズを傷つけるような事は少ないでしょう。
気になった点
軽いテンションでこめかみあたりを挟んでいるだけなので、HMDを脱ぐ時に100%眼鏡も外れます。これが地味に不快なんだよねぇ。
あと、写真みて分かる通り、全体的に小さいので結構、視野は狭いです。
あとメガネ小さいんですけど、ケースがでかいです。構造上、閉じられないので、開いた形状のまま仕舞えるようにでかいケースになっています。
フレームの色によっても視界の邪魔感が変わるかもしれません。(ブラックとかね)見た目光を透過しそうだったのでMasamiさんはライトブラウンを購入しました。
この眼鏡はOculus Go と以下のLENS LAB製のレンズを買うまでVIVE環境で使っていました。
最近、はこの間、Questを入手したのでもっぱら、そちらで利用しています。
Goは弟にプレゼントしました。
次、ここからは本格的な補正レンズになります。
HMDを脱ぐたびにショートテンプル眼鏡が外れて非常に不快だったところ、ネットでLENS LABの情報を見て、即発注しました。
・LENS LAB製の無印VIVE用補正レンズ
舶来品ですよ。舶来品。無印VIVE用です。こちらは、カパッとHMDのレンズ部にかぶせるタイプです。
海外のWEBサイトで発注しました。発注時にレンズ情報を入力する必要があるのですが、JINSでショートテンプルを発注した際のレンズ情報がJINSのWEBサイトに保管されるのですよ。これをコピペして登録を行いました。
このLENS Lab製品の特徴としてレンズの形状が違うのですね。普通の眼鏡のレンズは前方が凸形で、顔に当たる方が凹んだ形になっているとおもうのですが、こちらはレンズの形状が凹凸が逆になっています。HMD側が凹で顔側が凸。HMDのレンズと補正レンズが接触することを防ぎつつ、よりHMDに密着できるようにしているらしい。
価格は98ユーロ(送料が別に7ユーロ)日本円で14200円ぐらいの支払いでした。(当時のレートね)
PayPalが使えたのでそちらを利用して支払いました。
良い点
さすがに15000円ぐらいする製品なのでかなり見やすいです。
VIVEのレンズの形に補正レンズも整形されているのフレームで視界が遮られるとかもありません。取り外しも簡単です。完璧。
問題はHMDを外すと、ぼやけて何も見えなくなる事。裸眼だからね。
かっこいいレンズホルダが付いてきます。まぁ、使わないけど。
気になった点
お値段お高め。海外なので、発注から手元に届くまで一月半程度かかりました。
VIVE専用なので別のHMDを買った場合は対応しません。※例外がありますが…。
レンズが厚めなのか若干ずっしりします。
※裏技、実はVIVE用レンズはINDEXでも使えちゃう説
VIVEの補正レンズってフレームのところが直線箇所が2箇所あるのですが、内1っ箇所は切り欠きになっているのでINDEXにはめることが可能でした。若干INDEXレンズの方が大きいのですがギリ装着可能です。何故か左側だけハズレやすかったので、結局、INDEX専用品を購入することにしたのですが、ほんの若干、上部の視界が(ほぼ気にならない程度)欠けますがVIVEからINDEX乗り換えた方で、補正レンズどうしようと迷っている方は試されても良いかもしれません。(ニッチ過ぎていなさそうですが…一応、自己責任でよろしく)
そのままVIVE環境ではLENS Labの補正レンズで満足していたのですが、
オッパイがもみたかったから、INDEX買っちゃったんだよね。(未だに揉ませてくれるフレンドはいませんが…)
というわけで、INDEX環境に移行しました。
上記で書いた通り、当初はVIVE用レンズがスポッとハマったのでそれを使っていたのですが、オッパイの呪いか、左側の補正レンズだけが、ポロポロ取れるので、ちゃんと専用のものを買うことにしました。
・らぼてん(てんてーさん)Valve Index用メガネフレーム
こちらは海外製の安い眼鏡用レンズを購入して、3Dプリンタで出力したフレームにはめてHMDに取り付けるという物です。
3Dプリンタ持ってないので、フレームはDMM.makeで注文しました。
レンズの方はFONEX(Alidexpress)でメガネ一式※を頼みました。
フレーム出力が1,650円、眼鏡が75ドル程度※(日本円で8,000円程度)
※レンズだけ頼んだ方が安くすむそうですが、英語力に全然自信がないので、簡単に発注出来る眼鏡にしました。
レンズを取り外した眼鏡フレームはヘロヘロのおもちゃのような物なので、まぁ、ほんとんどレンズ代金なのかも。眼鏡を頼んだ方はレンズを取り外すために精密ドライバーが必要です。
良い点
レンズ(Masamiさんの場合は眼鏡でしたが)とフレームを併せても1万円しないのはとてもリーズナブルです。3Dプリンタ持ってればもっと安く出来るよね。凄い。
レンズとフレームの取り付けも、パチンとはめるだけなので簡単でした。
しっかりと装着できていて、抜けたり取れたりもありません。
HMDへの装着もレンズ部にはめるだけなのでこちらも簡単でした。
しっかり装着できて取れたりしませんでした。
専用レンズではないですが視界も良好で見やすいです。
DMMもAliexpressも発注から納品が10日程度で早かったのも評価高いです。
※Aliexpressも最近は配送状況見れるので安心ですよね。
各種HMDに対応したフレームがあるのも良いと思います。
気になった点
普通の眼鏡レンズを流用しているので、鼻の近くの部分と上部が若干の欠けが発生します。鼻のあたりはフレーム越しに欠けた部分が見えます。
(JINSのショートテンプルのメガネよりは全然視界は良いです)
レンズとフレームを別で発注する手間が若干あります。
ネットでポチポチするだけなので、苦労って程でもないですが…。
入手経路が別なので、フレームだけ届いてレンズ待ちという状態になりました。
レンズをフレームに取り付ける際に左右間違えやすいので注意が必要です。両方外しちゃうと、とってもわかりにくい。マジでどっちだかわからなります。あと裏表が逆にならないように注意しましょう。レンズをフレームに取り付けちゃうとと外すのがかなり厳しです。基本的にレンズとフレームは頻繁に取り外しできないと思った方が良いです。顔方が凹んでる方でHMD側(フレームの足がついてる方ね)凸側です。
・LENS LAB製のINDEX用補正レンズ
LENS LAB再びです。VIVEの時はユーロ支払いだったのがドル支払いに変更になっていました。レンズホルダはVIVE用の時に付いてきたやつより、安っぽくなった気がします。
同じレンズを頼んだと思うのですが、明らかにレンズの色味がちがうので、発注変えたのだっけかなぁ。持ってみるとVIVE用より軽いので素材が変わっているのかも。
価格は126ドルと送料7ドル (日本円で15200円ぐらい)
前回は発注から手元に届くまで一月半程、かかったのですが、今回は一月かかりませんでした。
良い点
VIVE用の方で説明した通りなので、あまり書くべき事がありません。INDEX専用で、高い精度で作られているので、しっかり、密着して、はずれたり抜けたりしません。HMDのレンズと同じ形状に合わせて作られているので、欠け等もありません。
取り外しも非常に簡単です。以前よりちょっとだけ安っぽくなったかっこいい専用ホルダー付きです。
気になった点
お値段お高め。INDEX用は左右がわかりにくいので取り付け間違い安いです。VIVE用は取付部の上部に切り欠きがあったので左右の装着間違えはなかったのですが、INDEXの場合は形状がほとんど同じなので、うっかりすると間違えます。そして逆でもちゃんと付きますので余計間違いやすいです。
写真を見ていただくとわかりますが、レンズの横にちょこっとした凹のマークががあります。レンズを並べてマークが水平に揃えば左右OK、マークの位置が水平になっていないと左右が逆になっています。(写真は正常位置です)
左右間違えて取り付けて、視界がボケボケになってしまい、HMDが壊れたかとかなり焦りました。
正直いえば、これ以上は必要なかったのですが、クラウドファイティングで「あらゆるHMDに対応!」という謳い文句と、鯖江ブランドにつられてポチってしまいました。Masamiさんブランドに弱いんですよねぇ。
・diVRse(勇夢さん)VRsatile
こちらはクラウドファイティング(CAMPFIRE)で曇り止め防止コーティングプランを支援して入手した物になります。
こちらののプロジェクトは目標500%超え、710名が支援という期待のプロジェクトです。(現在は終了してます)
コロナの影響もあり、若干、発送に遅れがありましたが、無事にリターンを受け取る事ができました。
現在はBOOTHで予約販売しているようです。
Masamiさんがリターンで入手した物と同じものを現在、発注すると17600円ほどする模様です。
VRsatileはLENS Labやらぼてんの物と異なり、形状がつるなし眼鏡のような形をしています。同梱されたスペーサを取り付ける事で様々なHMDに対応出来るようです。
今回INDEXとQuestで試してみましたが(スペーサなしでそのまま装着するだけ)、レンズが非常に大きいのでHMDのレンズ全体がカバーできるので、欠けなどはありません。今までの補正レンズはHMDの左右のレンズにそれぞれ装着して使いますが、VRsatileはフェイスクッション部分にはめ込んで使う形になります。
良かった点
見やすい。(ピント合わせやすかったんですよねぇ)HDMのレンズに直接設置するタイプの補正レンズはレンズ位置が固定されるので、顔と瞳孔間距離で調整するのですが(レンズが凹凸なので瞳孔間距離をずらすとレンズと眼の距離が若干ですが調整できます。VRsatileはフェイスクッションの中で設置位置の微調整が効くので、ちょうど良いレンズの位置が見つけやすかったです。しっかりと見えます。
多種のHMDに対応しているのは凄いです。Questは眼鏡用のスペーサを取り付けていたのですが、VRsatileでつかうようになって外しました。
(ただ、スペーサはずしたらQuestのバランスが悪くなってしまってサードパーティ製のQuest用のホールドストラップを発注中です。また無駄遣いが…)
気になる点
お値段お高め。でも安心の鯖江ブランドなので、Masamiさん的には、このぐらいの価格は全然ありです。とはいえ、お高いHMDを買った上に更に2万円近い出費は悩ましいところではあります。
着脱時に若干の勇気がいります。フェイスクッション内に押し込んで、固定するのですが、どこまで入れて大丈夫なのかしらって感じになります。
また外す時にレンズ脇のフレーム部に爪があるのでそれを指に引っ掛けて外すのですが、無理に引っ張って中央からバキッと折れちゃわないか心配になります。形状的に無理すると折れると思うので取り外しは無理せずに慎重にやりましょう。ゆっくり取れば大丈夫です。
というわけで、
3つの観点から補正レンズの評価をしてみました。
ショートテンプルはメガネなので外してあります。
見やすさ(ピントが会いやすい)
VRsatile > らぼてん > LENS Lab
VRsatileがレンズの前後位置が微調整出来るので、見やすい位置を探りやすいです。
取り外し、扱いのしやすさ
LENS Lab > らぼてん > VRsatile
LENS Lab製はHMDのレンズと同じ形状に作ってあるので、取り付け、取り外しが簡単です。外したレンズは専用ケースに保管できます。
導入コストが安い※
らぼてん > LENS Lab > VRsatile
3Dプリンタをお持ちの方は、らぼてんのフレームを自力で出力すればもっと安くあがります。
※複数HMDを所持している方は、VRsatileなら一つあれば対応可能なので、評価がかわりますが…。頻繁に取り外して付け替えるかというとちょっと勇気がいりますねぇ。
という感じです。あくまでMasamiさん個人の感想です。
面白かったのは専用品のLENS Labよりらぼてんの方が見やすかった(焦点が合わせやすかった)んですよねぇ。
もしかしたらLENS Labの製品は西洋人顔に合わせてあって、レンズと眼の距離が平たい顔族のMasamiさんと若干合わなかったのかもしれません。
買った総額を考えると普通にHMD買えちゃうぐらいの価格になるので
皆様は買う場合は慎重に選ぶと良いと思います。
ただ、眼鏡の方は補正レンズは買った方が絶対に良いです。
本体レンズを眼鏡フレームで傷つける前に買うのです。(マジで凹むよ)
眼鏡より裸眼の方が絶対に快適なのでおすすめです。
Substance Painterを使ってみたので備忘録
Substance Painterのチュートリアルをやって、なんとなく使い方を覚えました。でも使ってないと使い方を忘れちゃうので、今回覚えた事をメモしておこうと思います。ど素人が書いているメモなので、間違いがある可能性があります。間違いがあったらご指摘いただけると嬉しいです。
Substance Painterという、3DCGにペイントする専用のソフトウェアがあります。
趣味で使うにはそこそこ(いや、かなり)良い値段なのですが、使いこなせると、CGの表現のレベルが格段に上がるので、(質感とか驚くほどです)頑張って使い方を覚えている所です。
取り合えずチュートリアル
勉強するにしてもソフトウェアが専門過ぎるのか、Substance Painterの書籍も数がすくなく、初心者向けな物はほぼ皆無です。
最新版ではありませんが、上記の動画を見ながら、使い方を理解しました。
YouTubeの字幕の自動翻訳が最近、各段に良くなったので、0.5倍速程度で動画を確認しつつ、途中、停止させて、説明に合わせて、実際にファイルを同じように処理してみます。2日間かけて、色塗りをしてみましたが、いまだにわからない事だらけです。
ランタンの色塗りも出来たので、早速、簡単な自作物を塗ってみる事にしました。
上記のさるぼぼを塗る事にしました。絶賛、0円で頒布中です。皆使ってみてね。出来ればほかの物も買ってくれると超うれしいです。
このさるぼぼはQuest対応アバターなのでマテリアルが1つ、テクスチャーが一つなのですが、このままだと塗りにくいようなので、頭巾と前掛け、肌、ちゃんちゃんこと3つのマテリアルに設定し直してからSubstance Painterで塗ってみました。
ランタンのチュートリアルのおさらいなのでさるぼぼの塗り作業自体は簡単に完了しました。
Photoshopの作業に慣れている人の方が理解が速いかもです。
Photoshopも画像データをマスクやフィルタで効果付けていくでしょ。
Substance Painterもほぼ考え方は一緒です。(おんなじ色塗りソフトだもんね)
レイヤーでベースの色、質感、などを分けて指定すれば簡単完成です。
アバターで使うためのテスクチャー出力
完成したのですが、テクスチャーの出力で戸惑いました。
Substance Painterはマテリアル毎にテクスチャーを出力してしまう仕様なようです。色
を塗りやすくするためマテリアルを3つに分けたため、3倍のテクスチャーが出力されてしまいました。(肌と頭巾&前掛け、ちゃんちゃんこと別れてしまった)
さるぼぼのUVは1枚にまとめてあるので、できれば、Substance Painterで出力したテクスチャーもそれに習ってもらいたいので作業の仕方を変更します。
IDマップを使った塗り分け
ネットで調べてみたら2種類のfbxを用意してIDマップを使って塗る方法が簡単なようです。IDマップの作り方と使い方はランタンチュートリアルでも説明されてました。
頒布されているオリジナルのマテリアルが1個のfbxのさるぼぼデータをSubstance Painterに新規プロジェクトを作って読ませて、これに色を塗る事にします。ただ、これだと肌と頭巾&前掛け、ちゃんちゃんこは一緒のマテリアルなので塗り分けができません。
そこで、さっき色を塗って、出力がうまくできなかった、マテリアルを3つ設定したfbxも読み込んでIDマップを作成し塗り分けを行います。
IDマップの作り方は、
Texturs Set Settingsで行います。
MESH MAPSのBake Mesh Mapsをクリックするとダイアログがでますので
※画像はすでに作っちゃった後なのでマップが作られてます。最初はマップがないのでバッテンマークになってたと思います。
High definition Meshesの小さな用紙アイコン(画像だと"さるぼぼ2"の横の所です)を
クリックしてマテリアル分けしたfbxを指定します。
ダイアログ左のIDをクリックしてColor SourceがMaterial Colorになっている事を確認してください。
後はダイアログの下のBakeボタンを押すと指定したfbxから各種マップが生成されます。
3D画面をマテリアルからIDに切り替えて確認するとblenderでマテリアル分けしたのと同じように色分けがされたさるぼぼになりました。
※これはあくまでIDマップなので、実際のマテリアルは白いままです。早速、このIDマップを使って塗り分けをしてみます。
IDマップを使った塗り分け方法
画面をマテリアルに戻して、塗りつぶしレイヤーを置いて適当な色を指定します。肌だけでなく頭巾もちゃんちゃこも全部、指定した色になります。塗りつぶしレイヤーを右クリックしてAdd mask with color selectionを選択します
塗りつぶしレイヤーの下にcolor selectionが追加されます。
一旦画面をID画面に切り替えて三色分けされたID画面を表示させます。color selectionをクリックするとスポイトのアイコンがあるのでそれをクリックしてから、ID画面上の任意の色(赤い肌、黒い頭巾&前掛け、青いちゃんちゃんこのいずれか)をクリックすると、ID画面で色分けされた部分がマスクとして塗りつぶしレイヤーに登録されます。
これを必要な色の数繰り返すと(今回は赤、黒、青)を塗り分けが出来ました。
後は適当に質感などの効果を追加したり、ちゃんちゃんこの柄を入れたりの作業を行いって完成です。
今回はマテリアルが一つなので、テクスチャーを出力した場合、UV展開した通りのテクスチャーが生成されました。出力したテクスチャーをunityで指定して、(※シェーダーをstandardshaderにしました)VRCにアップすればリアル風なさるぼぼの出来上がりです。
今後の課題点
fbxを取り込んだ時にオブジェクトが近すぎたり接触してたりすると綺麗にSubstance Painterで取り込めないようです。※実際に頭巾のあたりや顔と胴体のつなぎ目当たりが変な影が出来てしましました。
これを解消するためにSubstance Painterで取り込むため際に、配置を調整したりするテクニックがあるようなのですが、これはおいおい確認して試してみようと思っています。
追記
初心者向けのSubstance Painter本が出ましたね
早速、購入してみました。
こちらも、サンプルファイルが付いてくるので、それを実際にSubstance Painterでいじりながら理解していく内容になっています。
和牛先生の本なので、とても、わかりやすいです。
自分ももう一度、この本で、おさらいしておこうと思います。